慢性肝炎はウイルスの力が弱く、肝炎の起こり方が不十分なため、逆にウイルスを排除しきれずにいる状態です。
免疫調整薬は免疫を賦活することで、ウイルスへの攻撃を強め、一気に排除することを目指します。
しかしその際、ウイルスと共に肝細胞が破壊され、一過性のGOT・GPT値の上昇が見られるという問題があります。
現在、薬としてはあまり採用されない分、免疫力の強化は生活習慣の改善や食事療法などの日々の生活にかかっています。
免疫力は細菌やウイルス、ガン細胞などの有害な敵を攻撃して身体を守る働きです。
しかし免疫力は年齢や病気の進行により低下します。
そのため免疫力をいかに維持&アップさせるかが課題になります。
基本は規則正しい生活や十分な睡眠。ストレスを溜め込まないことも大切です。
もちろん免疫力を強化する有効成分を多く含んだ食品を食べることも重要になります。
食事療法では5大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの補給が基本となります。
しかし忙しい現代人の場合、3度の食事をきちんと摂ることは難しく、栄養不足は深刻です。
また肝炎に特によく効く有効成分は、食事からだけでは十分にとることが困難だったりします。
そのためピンポイントで力を発揮するサプリメントの有効性も見直されています。
免疫力をアップさせる有効成分でもっとも有名なのはβ-D-グルカンです。
β-D-グルカンは免疫システムのナチュラルキラー(NK)細胞を10~20%活性化させることがわかっています。
そのため近年、食事療法やあらゆるサプリメント系の書籍で、免疫力を強化する成分として注目されています。
β-D-グルカンは人間の体の中では作り出すことができない多糖類の1つです。
キノコ類に多く含まれるため、私たちはその多くを主にキノコを食べることで摂取しようとします。
アガリクスやマイタケ、メシマコブなどがガン予防に効果的と言われているのは、このためです。
もちろん私たちにもっとも身近な食品であるシイタケやマイタケにも、β-D-グルカンは含まれています。
たとえば椎茸は1日に3~6個とれば、肝機能を根本から改善できると言われています。
しかし日に3個以上の椎茸を毎日とることは難しく、そのためより強力なシイタケ菌糸体(LEM)の利用も推奨されています。