C型慢性肝炎に対する治療ガイドラインは、現時点でもっとも効果的な技術・判断を定めた治療の目安です。
2007年に厚生労働省治療標準化研究班によってまとめられました。
最新技術や臨床中の薬剤などは採用されていませんが、いま現在もっとも信頼性が確立された治療法だと言えます。
治療ガイドラインは過去にインターフェロン治療を受けたことがない初回投与について以下のように定めています。
治療法はウイルス量に応じて大きく2つに分けられ、セロタイプによってさらに2つに分けられます。
高ウイルス量とは100KIU(=1Meq)/ml以上を指します。
ウイルス量が少ない場合、原則として治療は副作用の少ないインターフェロンβの単独療法が採用されます。
この場合、セロタイプ1だと24週間。2だと8~24週間継続して投与され続けます。
またタイプにかかわらず、ペグインターフェロンであるペガシスを単独で24週間~48週間、投与される場合もあります。
ウイルス量が多い場合、基本治療はペグイントロン&レベトール併用療法となります。
セロタイプ1では48週間。2では24週間継続して投与されます。
またセロタイプ1の場合、次善の治療法としてペガシス&コペガス併用療法が採用される場合があります。
これはペガシスがセロタイプ1に特に効果を発揮すると見られているからです。
しかし最終的に どの治療法が採用されるかは、効きやすさを見極めた後の主治医の判断によります。
ガイドラインに従って治療を試みたものの、ウイルスが完全に駆除されない場合があります。
その場合、インターフェロンが再投与されるかどうかは、初回治療が無効だった要因が特定されてからになります。
さらには治療目的がウイルスの駆除を目指すのかどうかも問われます。
ウイルスが陰性化しない場合、肝機能の正常化や発ガン予防など、肝炎悪化のコントロールが選択肢に入ってきます。
治療目的が進展予防(発ガン予防)になった場合、少量のインターフェロンの長期投与や肝庇護薬が用いられます。