破壊された肝臓の機能を1日も早く回復するためには、タンパク質やビタミンが欠かせません。
肝臓病の食事療法を成功させるには、カロリーに注意し、バランスの良い食生活をこころがけましょう。
ポイントは適正カロリー、高タンパク質、高ビタミンの3つのバランスです。
以前は高カロリー、高タンパクの料理が勧められていました。
これは肝炎になると肝臓の働きが弱まり、タンパク質を作る力が落ちるためです。
食べることによって落ちたタンパク質を補うために推奨されていました。
しかし現在では普通の食事でも高タンパク質、高カロリーになっています。
そのためふつうに栄養バランスをこころがけた食生活をすれば、必要なタンパク質は十分補給できます。
バランスの良い食事をするには、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵や牛乳乳製品、大豆などさまざまな食品を幅広くとることです。
また野菜や果物、海藻類などでビタミンやミネラルも十分に補給しなければなりません。
一方、塩分や脂肪の取りすぎには注意が必要です。
特に慢性のC型肝炎患者の場合、鉄分の摂りすぎに注意しなければなりません。
活性酵素の大量発生を招くことがあります。
肝臓病は生活習慣の改善によって、自分で治そうとすることが大切です。
お酒は原則として中止することが望ましいと思われます。
ただ健康状態が良いときの飲酒は少量なら問題ないようです。
タバコは害にしかならないため、禁煙がすすめられます。
インターフェロンをはじめとした治療の効果を高く保つためには、その他の薬剤や食事療法などが欠かせません。
また肝炎ウイルスは完全に追い出せなくても、有効成分をとることで抵抗力は高められます。
免疫力や抗酸化力を高めることで、肝硬変や肝臓ガンへの進行も遅らせることができます。
食事療法の目的は肝庇護療法と同じく、慢性肝炎が悪化しないようにとどめておくことです。
その際には、医師と相談の上、サプリメントなどでBRM(免疫活性化物質)をとることも選択肢の1つでしょう。
C型慢性肝炎はあせらず気長に普通に生活しながら治療していく病気です。
治療する上で特に大切なのは、規則正しい生活と、1日8時間ほどの睡眠。
1日3回の規則正しい食事の後は、肝臓のために必ず15分から30分ほどの休憩を取りましょう。
食事療法についても摂取量を気にしてばかりでは逆にストレスになりかねません。
何日間かのトータルで調整すればかまいませんし、足りない分はサプリメントで補ってしまってもかまいません。
GOTやGPTの値が200以下なら海外や国内の旅行もできます。 100前後なら多少の運動も可能です。
あまり神経質にならず、生活リズムを崩さぬよう、気長に続けていくことが大切です。