治療のためインターフェロンを大量に投与すると、ひどい風邪にかかったときと同じような症状が出ます。
これはもともと体内で生成されたインターフェロンが高熱を引きおこす物質だからです。
風邪やインフルエンザのときに高熱が出るのも、インターフェロンが原因です。
そのため薬として投与したときにも、同じく「インフルエンザのような症状」が出るのです。
インターフェロンの副作用は解熱剤や鎮痛剤、睡眠薬まどで緩和することが可能です。
他の薬と飲み合わせると治療に支障が出るのかと言えば、必ずしもそうではありません。
症状を具体的に相談しながら医師の指示に従って、服用するようにしましょう。
インターフェロンの副作用の強さは、型によって違います。
α型よりもβ型の方が副作用が比較的軽いとされており、患者さんの年齢や性格、症状などを見極めて投与が行われます。
特にαでは投薬をはじめて3週目以降の中期に抑鬱や不眠が起こり、後期には脱毛も見られるようになります。
インターフェロンは投与開始からすぐにインフルエンザ様症状という副作用が現れます。
1~2週間の初期には、患者さんには39度近くの高熱や頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛などが必ずみられます。
下痢や発疹、ひどいときには痙攣などの神経障害が起こることもあります。
投与が行われて2週目以降に現れる症状は、不眠や抑うつ、視力障害などです。
ひどいときには精神錯乱や鬱病による自殺の危険もあります。
甲状腺ホルモンの異常や糖尿病の悪化なども起こります。
また不整脈やリウマチ、咳や呼吸困難など、呼吸器系に異常が起こることもあります。
後期症状としてα型に多く見られるのは脱毛です。
投薬が終了すれば元に戻るとはいえ、患者さんにはショックが大きく、適切なケアが必要です。
白血球や血小板の減少など中期のころから見られる副作用が続いたり、新たに出現することもあります。
副作用は患者さんによって異なり、軽いものから重いものまで何が出るか正確に把握することは困難です。
副作用を予防するには、事前に副作用が出やすいかどうかを見極める必要があります。
もしも副作用が出たら、必ず主治医の指示をうけてください。
最悪の事態を避けるために、治療の継続を断念し、他の治療法に切り替えることもあります。
重い副作用が起こる可能性はそれほど高いわけではありませんが、死亡事例も確認されています。
これらのケースでは患者さんは治療中に脳出血を起こして死亡しています。
65歳以上の高齢者で、高血圧・糖尿病の罹患歴があり、脳出血の病歴があると危険性が高まります。
そのため高齢者の場合、肝炎ウイルスの完全駆除を目指して無理をすることはおすすめできません。
肝ガンを予防し、肝機能の改善を目指した方が、結果的に生命の質を高く保つことができるのです。