C型肝炎ウイルスのHCV抗体が陽性で肝機能に異常が認められる場合、ウイルス量の測定が行われます。
次にインターフェロンの効果を予測するために、ウイルスのセロタイプや遺伝子型を調査。
その後、実際にインターフェロンが用いられます。
C型肝炎の治療の際に使われるインターフェロンは、α型とβ型に分けられます。
型によって使用方法が違うため、個別に解説していきます。
インターフェロンα型は、筋肉注射、あるいは皮下注射で利用されます。
最初の2週間は、1日300~1000万IUを連日投与。
多くの場合、最初の連日注射では入院しますが、これはインターフェロンの副作用が大きいためです。
その後は週3回で12週間、合計14週間の投与が行われます。その際は外来となります。
この時点で効果が認められた場合、さらに合計24週間、6ヵ月まで注射されます。
インターフェロンβ型は、静脈内または点滴注射で利用されます。
一般に入院または外来で6~8週間、1日300~600万IUを連日投与します。
α型とβ型を組み合わせて注射する場合もあります。
インターフェロンは副作用や費用などの面から、6ヵ月間の投与が基本となっています。
インターフェロンによってC型肝炎ウイルスが完全に排除された状態を、「完全著効」と言います。
これは投薬終了から6ヵ月以上、GPTの数値が正常に保たれ、なおかつC型肝炎ウイルスが見られない状態です。
ウイルス学的効果と生化学的効果の両面から判定されます。
肝機能が正常でもウイルス検査が陽性であれば、不完全著効と呼ばれます。
またたとえウイルスが陰性化し、肝機能の数値が正常に戻っても、安心はできません。
半年後にまた数値に異常が見られた場合、肝炎が再燃していることになるからです。
インターフェロンの完全著効率は投与を受けた患者の3~4割とされています。