C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)に感染することで起こるウイルス性の肝炎です。
日本人の急性肝炎患者の約2割、劇症肝炎だと約半数、慢性肝炎患者の6割がC型肝炎です。
C型肝炎患者は子どもにはきわめて少なく、一方で50歳以上の高齢者の3~4%がC型肝炎だと言われています。
これは人生を送るうちに知らず知らずの内にC型肝炎ウイルスに感染する可能性が高いことを意味します。
全体では日本人の約1.5%、約200万人がC型肝炎ウイルスに罹患していると言われています。
C型肝炎はエイズやB型肝炎と同じく血液および血液製剤などを介して感染します。
しかし血液中のC型肝炎ウイルスは量が少なく、感染力も弱いため、よっぽどのことがない限り感染しません。
入浴や食事、選択やトイレ、握手といった一般的なつきあいでは感染する可能性はほとんどありません。
B型肝炎が汗や唾液、体液でも感染してしまうのとは対照的です。
C型肝炎は日本ではエイズと同じく輸血や非加熱製剤、注射針の使い回しなどで感染が拡大しました。
C型肝炎患者の中には、20~40年前に輸血を受け、現在、慢性肝炎や肝硬変、肝ガンになっている人が多くいます。
現在は感染予防対策が徹底されているため、輸血が原因でC型肝炎に感染することは日本ではほとんど考えられません。
しかし感染防止のための抗C型肝炎免疫グロブリンやワクチンはいまだに実用化されていません。
歯ブラシやカミソリ、タオルなど血液が付着する可能性があるものには注意を払い、感染予防を徹底しましょう。